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佐藤一郎さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【佐藤 一郎氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
市民参画をさらに進めるためにはやはり条例化が必要と考えます。市民参加条例あるいは自治基本条例の制定が必要です。市内でも有志の方が集まり、原案を策定していました。私も数回参加させていただきましたが、数点の問題点があり、その点は指摘させていただきました。もっと多くの市民に参加していただき、よりよい条例になることを望んでいます。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
市民意見が市政に反映されないという意見に関しましては、そのテーマごとに様々な理由が考えられます。財政の逼迫や人員不足に関しては、その中でもよりよいものにしていく努力は必要です。
また長期総合計画通りに進んでいない施策があるのは承知していますが、長期総合計画の策定にはその時々の首長の意向が大きく反映します。首長が変わればどうしても方針が変わってしまうので、私は総合計画は首長の任期に合わせ、三鷹市のように12年単位にして4年ごとに微調整していくべきと考えています。
職員の資質向上のために昨年度から人事評価が行われています。資質があり、努力している職員は若くても昇格させたり、勤勉手当を上げたりできる仕組みづくりが早急に求められます。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
現市長は上の原地区の企業誘導で税収を増やすことしか税収増については言及していません。企業誘導には大賛成ですが、上の原地区にしてもまだ時間がかかります。私は担税世代を東久留米市に多く呼び込んでいきたいと考えています。
市議会でも度々提案していますが、今回の組織改正に合わせてシティセールス課のような部署をつくり、民間から専門家を呼び、東久留米市をアピールすべきと考えていました。
例えば流山市は東京メトロの駅に『子育てするなら流山』のポスターを貼りましたが、東久留米市なら池袋駅に落合川で子どもたちが楽しく水遊びをしているポスターを貼るなどしたらいいと思います。池袋駅からわずか20分の地の利を生かして子供が自然の中で育っていける環境をアピールすべきです。
残念ながら現在どのようにしたら東久留米市に人を呼び込むことができるかを考える部署はありません。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
これからの東久留米市は高齢者が増加していくことは確実です。私も会社員を長年していましたが、正直に言えば地域活動には無関心でした。私の周りにも定年後に地域の活動に参加される方が多くいらっしゃいます。そのような方が地域活動にすんなり入っていけるようにすることが重要です。
特に関心の高い地域防災を切り口にすれば参加しやすくなると思います。そのような高齢といってもまだまだ元気な60代の方を中心に地域の助け合いを進めるべきと考えています。

2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
過去2年間でごみの減量化の説明会は各地で数多く開催されています。しかし残念ながらごみの減量化は進んでいない状況にあります。
一つには近隣市ではすべてごみを有料化しているのに当市では無料のため、他市からごみを持ち込んでいる例が報告されています。私はそれを防ぐためダストボックスは廃止し、ごみは戸別収集し、将来は有料化すべきと考えています。
もちろん市民負担が増すことですから反対も大きいでしょうが、このままではごみ処理の負担金も増加していくことも考えられます。ごみ有料化の議論を広く市民で行うことにより、市民意識も高まってくると考えます。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
現在も多くの市民団体の方に川の清掃などでご協力いただいています。豊かな湧水や自然は東久留米市の貴重な財産です。
東久留米市に人を呼び込むためにも守っていかなければなりません。市民団体への協力はもちろん市としても積極的にかかわっていくべきと考えています。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
現在いわゆる湧水条例が制定されていますが、理念条例としての性格が強いと感じられます。湧水条例の改正をし、より実効性のある条例にすべきと考えています。
議会に請願も出され、私の所属する建設委員会でも議論されました。私は条例改正に賛成しましたが、継続審議で請願が流れてしまったのが残念です。

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
例えば、定年後に地域に帰ってきたまだまだ元気な高齢者の方に、より高齢な方の身の回りの世話や、話し相手をすることにより、福祉ポイントのようなものを提供し、自分が生活に不自由するようになったらそのポイントを使えるような制度をつくることが重要だと考えます。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
現在の国の介護制度では要介護度によって細かくサービス内容が決まっています。しかし、その方が必要とする介護内容は人により様々です。
もちろん国の制度の問題なのですが、市のレベルでは特に要支援の方に対しても国の制度変更にかかわらず、きめ細やかなサービスを提供する必要があると考えています。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
市でも懸案になっている課題に、認可保育園に入れずに高額な認可外保育園に預けなければならない家庭への助成があります。私は早急に実施すべきと考えますが、財源の問題もあります。
現在認可保育園の保育料は年収約700万円の家庭をピークに保育料の負担割合は減っていきます。私はより高額所得の家庭においては応分の保育料の負担をお願いし、それを原資に助成を行うべきと主張しています。

 (2) 子育てママ世代対策について
今年度から産前産後の時期のママさん向けに子育てメールの仕組みはできました。ママさんの子育ての不安を取り除く一助になると思います。
私が現在足りていないと感じるのは病児保育です。市内には1か所しかありません。そのため多少具合が悪くても保育園に預けてしまう保護者の方がいらっしゃいます。病児保育の受け入れ枠を今後増やすように努めていきます。

5.障害者などの弱者対策
障がい者に対しては別な施策だと思いますが、高齢者や妊産婦の方の足の確保は重要です。しかし、コミュニティバスでは市内全域をカバーするのは無理がありますし、そもそも道路幅員の関係で本当に必要な地域にはコミュニティバスでルートを組むのは不可能です。
私は4年前からデマンド交通を推進しています。いわゆる予約制乗り合いバスのようなものです。昨年請願でもありましたが、氷川台に住む方が雨の日に子供二人を抱えてわくわく健康プラザまで行くのは大変だからコミュニティバスを走らせてほしいとありました。そのような問題もデマンド交通なら解決できます。
より少ない予算で大きな効果を上げることが市政には求められています

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
私も防災まちづくりの会に参加させていただきました。現在も五小などでは行われていますが、もっと市内全域の小中学校でこのような防災教育が必要だと思います。
またその時にはその学校の体育館が避難場所になる地域の方の参加も是非呼びかけていただきたいと思っています。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
私は4年前かコミュニティスクールを提案しています。これは学校の行き帰りの見守りにとどまらず、学校の運営方針も校長先生を交えて決定し学校の運営を行うものです。
地域の子供は地域で育てるという考え方です。このことから発展し、地域のつながりを強め、防犯対策にもつながっていくと考えています。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
これからは高齢者に対しての配送サービスは必ず必要になります。大手スーパーでは既に行っていますが、市内商店もその対応が必要になると考えます。
これからますますネット社会になるので、ネットショッピングに対抗できなければ生き残れません。あるいはスーパーが遠い地域、例えば浅間町などでは地区センター前に曜日を決めて軽トラックで生鮮品を出張販売するような形態も必要になってくると考えます。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
地元の農家が会社員の家庭と月3000円や5000円で契約し、その時々の旬の野菜を宅配するような形態が望まれます。農家の方々も安定収入につながりますし、会社員の家庭も顔の見える安全で旬な野菜を買いにいくことなく入手できる方法だと思います。

8.前向きなまちの活性化対策
関係団体の方々のご苦労にはいつも感謝しています。私も様々なイベントにはできるだけ参加させていただいています。
私は街バルの次は街コンもできたらいいと思っています。他市からも人を呼び込み、東久留米で出会い、結婚し、子育てしていただけたら最高だと思っています。

9.公共施設について
今年度公共施設白書が完成します。その内容をみてみないといけませんが、議会でも議論になっているのが、北部地域に児童館が無いことです。しかし、土地を購入し新たに児童館を新設することは無理があると考えています。
野火止地区センターを大規模改修して、子どもが遊べるスペースを確保することが最善の策だと考えています。また将来的には生涯学習センターと中央図書館は合築し、大規模な複合施設にすることが望まれます。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
2020年にはオリンピック・パラリンピックも開かれます。東久留米市に外国の方がどれだけ来られるかはわかりませんが、現在の居住者の方も含めて、さしあたり案内表示などを多言語にすること、また市の職員採用にあたっても外国語のできる人材を積極的に採用することが望まれます。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
私は4年前に民間の視点で行財政改革を行い、市の財政の健全化をすることを訴え、市議会議員選挙に立候補しました。この4年間で少しは市民の皆さんのご期待に応えることができたかとは思いますが、まだまだ足りません。
将来の東久留米の子供たちのために、更なる行財政改革を進める必要があります。議員になってわかったことは、多くの議員が自分の支持者のためにだけ発言し、主張するということでした。
東久留米市全体の未来のために今何をすべきかを発言する議員は多くありませんでした。そのような議員ばかりでは東久留米の未来は暗いものになります。抵抗勢力の議員に負けてはいけない。そのような使命感から今回も立候補を決意しました。

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