SSブログ

白石玲子さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【白石 玲子氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
【東久留米市は市民参画に関する制度設計が遅れています。】
私は、市民参画による自治基本条例の策定とともに、市民参画基本条例(市民参画の基本理念)、市民参画条例(具体的な手法)を策定すべきと考えています。
民主主義の実現は、手間暇かかるものですが適切なサポートのもとに進めたいと考えています。(時間をかけすぎると疲れ切ってしまったという、過去の繰り返しは避けるべきです)また 市民活動センターを設置し、市民活動に対するしっかりとした支援体制を構築すべきです。
 
 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
 【第三者機関の設置によるチェックを行うという考え方もあるかとは思います。】
但し、第三者機関とは言っても構成メンバーにより、チェック内容のレベルはかなり異なると思います。
ご質問にあるように、実際に 職員削減による余裕の無さは生じています。自治体職場に関わらず、どのような職場にあっても、一定程度の余裕が無ければスキルをはじめその仕事に関する理念を次世代に繋げることは難しいと考えます。
一定の余裕のなかで、市民の方々とともに協働を積み重ねる中で、地方自治の現実と本質に触れながら職員、そして市民の方々自身もお互いに学び合いながら育っていくことが基本と考えます。
人間を知る(哲学)ということが基本です。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
 【若い世代、担税力のある世代を次世代に繋げていくには、本質的な少子高齢問題に取り組むことなく実現はできません。】
安心して子どもを産み育てることができる環境を整備することが基本です。
しかし、自治体の姿勢が如何にあるべきかということは基本ですが、今の制度の中でできることも限界はあります。
基本的に、国がしっかりとこの問題に取り組むことが求められますが、残念ながら日本という国は長中期的に国の存続、人こそが財産であるとの認識が低いようです。雇用と労働の問題に関して非正規雇用による格差拡大の状況について現在の国の方針を根本的に変えない限り、一過性の税収増はアイデア次第で生じるかもしれませんが安定的な税収増は望めません。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
 【現状の自治会に限らず、地域の自治組織を確立することは大切で基本であると思います。】
若い世代が参加しにくいというのは、若い世代に添う、ニーズに応える仕組みができていないからではないでしょうか。若い世代が何を求めているのか、企業が女子高生に意見を聴いて商品開発をして成功している例もありますが、聞いてみることが第一歩、その中から地域における自治組織の発展につながるヒントが隠れているのではないでしょうか。

2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
 【日々の暮らしを振り返ることが大切ですね。】
リサイクル・フリーマーケットを開催しておりますが、エコにつながる活動であるとともに、参加者がつながっていく様子にびっくりすることもあります。基本は人が繋がっていくことで、目的達成とともに関わりが豊かになるのですね。ともに動いていくと、思いがけない展開が生じる様子を見ていて感じています。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
 【現在の湧水保全条例を実効性のある内容に変えていきたいと思います。】

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
【市域全体を宣言や条例に基づくまちづくりを進めたいと思います。】
具体的には、河川に沿う遊歩道にご案内やお休み処を設置するなど、歩きやすい環境を整備、市外からも足を向けたいと思えるまちにしたいですね。
 
3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
【おしゃべり会やサロンなど場づくりは人が繋がる基本です】
そこに子どもたちも集えるといいですね。宇治市の小学校では年配の方が将棋教室を開催し、クラブ活動の一環として設置されていました。
また、移動の自由が確保される環境づくりが大切です。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
 【社会福祉協議会が支援しているデイサービスには、私も参加しています】
現場の声に耳を傾けてください。移動の自由とともに人と繋がることが大切で、また、誰かのお役に立つこと、自分でものを作り上げる楽しさなどさまざまです。自治体は現場で学ぶこと、市民の方々の知恵を借りることが大切です。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
 【他市並みの子育て支援が充実しているとは思っていません】
とりわけ保育園の待機児解消、認可保育園と認可外保育施設入所者との格差是正には早急に取り組むべきです。
基本的に子育て世代への支援は必要ですが、女性のかかえる問題、課題への取り組みの姿勢が不十分です。

 (2) 子育てママ世代対策について
 【仕事に携わっていない方、また、有職者の母親などそれぞれに対する支援が必要】
何かを「やってあげること」より、様々な意味での「自立支援」という考え方が基本だと思います。

5.障害者などの弱者対策
 【一概には言えません】
コミュニティバスの実現は、本市のように高低差が激しく、道幅が狭く、地域交通が未成熟の地域では必要だと思います。移動の自由の確保と、利便性を高めることで 外に出て心身の健康を高めるこうかがあり、ひいては医療費の軽減につながる可能性があります。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
 【防災まちづくりの会に所属しています】
ご質問の趣旨は分かりますが、その実現のためにも、ぜひ、毎年開催している防災まちづくり学校にご参加ください。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
市の支援も必要ですが、地域で主体的に防災組織を立ち上げ活動することは評価できることだと思います。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
身近な商店街は、毎日の買い物と同時に馴染みのお店の人との会話による隠れた支援の力を持っています。しかし、大型商業施設の導入や後継者不足などによる閉店が少なからず発生しているのが現実です。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
【軒先販売など地域密着型の促進により、地域の交流】を密にしていくことが基本ではないでしょうか。

8.前向きなまちの活性化対策
【過去に10年間、国際交流のイベントなどを開催してきました。】が、市の協力体制が弱く、今は開催していません。市の職員体制の厳しさが分かるだけに難しい面はありますが、国際交流・支援に関する市民団体とともに多文化共生に関するイベントができたらと思います。

9.公共施設について
  【本市では、公共施設を次々に売却してきました】。そのために消費者センターがなくなり、健康福祉センターが中心部から西部に移設するなど様々な問題が発生しています。公共施設は市全域のなかでバランスよく配置すべきでありながら、売却によって、むしろ、単年度の歳入増に寄与してきた面が強く出ています。
今後、公共施設に関する調査報告と、維持管理を含めて一定の考え方が示されると思います。その報告を見て、今後を考えたいと思います。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
  【教育委員会の外国籍等日本語ができない児童・生徒を対象とする日本語支援事業】の充実と継続的な支援体制の確立・同様の困難を抱える大人への支援・また、標識が必要かと思いますが、当事者に直接何が必要かと伺うことは大切です。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
 【地域政治に市民の方々の声を反映したいと思っています。】


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。