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関根光浩さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【関根 光浩氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
意識を持った市民の方がもっと増えてゆくことも必要と感じます。
同時に、私たち市議会議員が情報発信をし、市民の方々のご意見を直接伺っていくことも重要と考えます

(2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
27年度は庁内の組織改編もありますし、新たな入職者もおり、職員の資質向上の取り組みもされますので、まずは推移を見守ってまいります。

(3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
人口減少、超高齢化という流れは今後避けられない課題ですが、担税世代の方が済み続けていただける「魅力あるまちづくり」を進めるとともに、企業等誘導を進めていくことが重要。

(4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
防災・防犯という点でも、地域の見守りという点でも、支え合いのまちづくり、しくみづくりをしていくことが大事です。そのための大きな力となるのはやはり自治会の存在だと思います。
まずは実態調査も重要と考え自治会マップの作製を提案し作製して頂きました。

2.環境
(1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
学校教育の中で意識を高める取り組みや環境フェスティバルなどの周知強化等。

(2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
市にとって大きな財産だと考えます。私自身市内の公園の清掃活動に参加しておりますが、環境を守る努力をして参りたい。

(3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
ビジュアル面も考え、市の内外にPR活動をしていくことも検討してはどうかと思います。

3.高齢者・元気老人・介護支援
(1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
元気な高齢者がボランティア活動により、生活支援が必要な高齢者を支えてい くしくみづくり

(2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
特養待機者が400人を超えている現在、在宅介護が必要な方も増えています。24時間対応、定期巡回介護、看護の事業者などのニースも高まっていると考えます。

4.子育て・ママ対策
(1) 子育て支援策について
多額の経費を要することは難しい面もありますが、放課後の居場所づくりを進めることが必要。また、保育料の改定により、応能負担率をあげ、認可外への助成をするなど財源確保をしながら受益者負担の公平性を図るべき。

(2) 子育てママ世代対策について
市において方向性が見えてきた部分もありますが、児童館の整備をスピード感を持ってすすめていくことも重要と考えます。

5.障害者などの弱者対策
コミュニティバスに限っていえば、市内で実施することの困難さは周知のことで あり、デマンド交通(予約乗合式)の実施が可能性としては高く、利便性も良いと考えます。

6.防犯・防災対策
(1) 地域防災の具体的アイデアについて
市民自らの防災意識という観点でいえば、子どもの頃からの教育も大切ですし、実施している自治体もありますが、中学校のクラブ活動として防災部というものを作っている事例もあります。日中働き手が仕事に出ているなかで共助力を確保するために有効な取り組みの1つと考えます。

(2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
地域毎の課題抽出も必要です。その上で市としてどう支援していくことができる のかを検討していくべきと考えます。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
27年度東久留米ブランド認定を行っていくとのことで、地域産業の活性化につながっていくことが期待されます。市全体の活性化にもつながるよう期待します。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
「都市農業振興基本法」が今国会で成立する見通しですが、都市農業の役割と価値を法律に明記することで、農地の有効利用と適正保全が図れるよう期待します。

8.前向きなまちの活性化対策
国の補正予算で地域の消費喚起や生活支援のための交付金が創設され、市でもプレミアム商品券が発行されますが、様々な知恵を出し、使い勝手の良いものにして行っていただきたい。

9.公共施設について
民間活力を導入し、経費の節減とサービスの向上を図るべき。施設については複合的な機能を兼ね備えたものにすることも必要と考えます。

10.その他
(1) 在住外国人対策について
まずは実態把握やニーズを調査することが必要と考えます。また必要に応じてパンフレット作製など検討。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
1期4年間の議員活動をする中で、様々な課題を感じております。今後、人口減少、超高齢化の流れが避けられない中で、基礎自治体として行政サービスを維持していくことも困難になってきます。今後は地域の創意工夫で地域の実情に応じた対策を講じていくことが求められます。
そのためにも「地域創生」の担い手として、市民の皆様の声を聞きながら、政策として形にしてゆくことができるよう努力してまいりたいと決意しております。

村山順次郎さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【村山 順次郎氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
パブコメなどに寄せられて市民の意見を市政に反映させていくことは市議会議員の大切な仕事の一つと考えます。また、行政課題ごとに適切に市民説明会などによる意見交換の場面を設けるよう市長に求めていきます。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
市民における諸課題を解決するためには、予算とその担い手が必要です。市職員の諸手当の削減で、東久留米市職員の給与は多摩26市で最低水準です。様々な計画を実行していくためにも現在の職員体制では限界にあり、人材確保の観点からも給与水準の引き下げに反対していきます。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
都市計画道路の複数同時建設をやめさせ、不要不急の道路建設優先の市政を福祉暮らし優先にきりかえます。新しい住民を東久留米市に誘致するために子育て支援策の充実が重要です。特に待機児童の解消のために認可保育園の増設に取り組みます。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
  防災の面からも高齢者福祉の面からも、コミュニティ活動を活発にしていくことが必要です。自治会などの活動を支援していくためにハード面からもソフト面からも具体的な支援を検討するべきです。

2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
家庭ごみの分別や資源化を推進していくために、保育園や小学校で児童向けに出張教室などを実施し、子育て世帯にごみ問題など環境問題をアピールすることなどをすすめていきます。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
   しんやま親水広場の整備をすすめ、維持管理のための住民の取り組みに協力しつつ、改修を進していきます。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
  「宣言」を市民に共有する取り組みをすすめるとともに、雨水浸透マスの普及などにより地下水の涵養をすすめ、親水化などにより湧水と清流を保全しつつ、その環境にふれあえるまちづくりをすすめます。

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
現在、滝山団地自治会で実践されているコミュニティ活動や他自治体のコミュニティ活動を参考にしながら、元気な高齢者が健康で生活するための事業を推進していくためにも、安心して集える場所を大切にしていきます。老朽化している公共施設の改修促進や公共施設使用料の減免制度の拡充をすすめます。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
介護保険から要支援1・2が外される中、市がどこまで受け皿をつくれるかが重要です。2年かけて、市民参加で懇談・議論・検討することが何より大切です。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
保育園を希望しながら、入所できない待機児童が昨年度の末には351人に上りました。抜本的な解決には認可保育園の増設が必要です。児童館も5館から4館に減ったままであり、児童館の増設が必要です。

 (2) 子育てママ世代対策について
子育て世代に限らず、共産党市議団では定期的に市政アンケートを実施して市民の声を把握するために取り組みをしています。上記の子育て支援施策の充実とともに学童保育所の定員枠拡大や教育環境の充実などを進めていきます。

5.障害者などの弱者対策
障害者などの弱者のためにも地域に交通ニーズに合わせてコミュニティバスなどの実現が必要です。同時に、移送サービスを実施しているNPOなどへの支援強化し、障害者の移動支援の拡充、生活寮の増設をすすめていきます。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
防災対策における自治会などの「自助」の取り組みを推進・啓発することは市行政の重要な役割だと考えます。市として、他自治体の取り組みなどを市民に伝え、市内の自治会などの交流の場を設けるなどが必要だと考えます。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
地域の見守りを推進するためにも先進的な取り組みを公報するなどの取り組みが必要です。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
商店街の照明をLEDに変えるなどに活用できる都補助金がありますが、一部にしか知られていません。こうした補助金の活用とともに、がんばる地域の商店街を応援していくために他市で実施しているポイントカード事業など市独自の商業振興施策の実現を進めていきます。また、住宅店舗リフォーム助成を実施するなど、具体的な支援をすすめていきます。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
市の農業振興計画づくりがはじまるが、市民参加ですすめることが大切です。そのなかで、市としての都市農業振興条例の制定をすすめます。

8.前向きなまちの活性化対策
  それぞれのイベントでは、市民の参加を広げるための工夫がされている。市行政として、公報などの面でより幅広い市民や団体がそれぞれのイベントにかかわっていけるように支援していくべきと考えます。

9.公共施設について
集会施設などの公共施設は不足していると考えます。現在の施設の改修などをすすめるとともに、公共施設の空白地域にどのような施設が必要か市民参加で検討していきます。

10.その他
(1) 在住外国人対策について
市役所に外国語が使える職員を配置・要請していくとともに、様々なイベントで通訳を配置することやパンフレットやホームページなどを複数の言語で作成する取り組みなどをすすめていきます。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
  東久留米市出身者のひとりとして滝山地域の市民の声を市政に届けたいと考え、引き続き立候補することを決意しました。

島崎清二さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【島崎清二氏】

<メッセージのみ>
 日頃は、市政発展のため、ご尽力いただいております事に感謝致します。
さて、アンケート実施についてでありますが、ご存じのとおり、今回の選挙戦、大変厳しい状況に立っております。
 今回、3期目を目指しており、今までの議員としての活動を更に進めて、市政の発展のため、安全・安心のまちづくりのために、まい進する決意であります。
 多岐にわたってのアンケートでありますが、私の目指すところは、以上の思いであります。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。


近藤せいじさんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケートについての回答
【近藤せいじ氏】

【総論として、私の基本的なスタンスに関して】

私が考えます、東久留米市の最大の課題はなんといっても380億円にもなる市の借金です。職員の退職者不補充や様々な行財政改革の成果としてこの借金は減少傾向にありますが、380億という金額はまだまだ莫大な額であります。

私は無借金主義者ですので、まずなによりも大事なことはこの借金をいかに減らしていくか、ということに尽きると考えております。
たしかに今、東久留米市には行政サービスとして、事業によっては他市と比較しても予算が不足している部分はありますし、ひとつひとつの課題を見ていくと、予算を付けてサービスの拡充をした方がいいと思うものもございますが、やりすぎてしまいますと、それはつまるところ、将来世代への負担増、つまり借金を子供の代、孫の代にまで積み上げていく行為になってしまいます。

私は今さえ良ければ、将来のことはいくら借金が増えても良い、という考え方はしておりません。

財源を気にしないで放漫経営をし、財政破たんの道を選ぶか、たとえ行政サービスが不足していて、市民が不満に感じることが多々あったとしても、持続可能な市政運営を続ける道を選ぶか。
私は後者を選びたいと思います。
これが、私が考える基本的な考え方であります。
(もちろん、借金を返すためになんでも縮小をしろということではありません。最低限必要なものに対しては予算を付けるべきと考えます。)

私が考える予算を拡充すべきところがあるとすれば、それは今の子供たちへの教育であります。これからの時代を考えていきますと子供たちは確実に日本という枠組みの中だけで生きていく、ということにはならないと考えております。
その理由として、日本は毎年、人口減少を続けているわけであり、企業からすると日本で商売をしていくことに魅力を感じる事はなく、今後も引き続き、商売のしやすい海外を主戦場としていくことが予想されます。そうなるとこれから日本における職の総数が減ることも十分予想され、これからの子供たちは世界を視野にいれた就職活動を余儀なくされることも十分考えられます。

そうなると、今の子供たちに圧倒的に不足しているのは外国語の習得と外国人に慣れるということだと私は考えます。
これは早急に手を打っていかなければならない問題です。
子供たちはこれからの日本を担っていく存在です。
その子供たちがしっかりと時代にあった教育を国や市の行政、教育委員会が導いていくことに関しては積極的に予算を投じるべきと考えます。

アンケートにあります、個別の課題に関しましては考えのあるもの、これから勉強していかないといけないもの、様々ございますが、またの機会で時間に余裕のある時にお答えしていきたいと思います。本当に申し訳ありません。

それではよろしくお願いいたします。

宮川豊史さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【宮川 豊史氏】
1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
一部の市民を集めて、審議会や検討委員会を作って、それを市民全体の意見とするやりかたは、もう終わりにしなくてはいけません。一部の大きな声ではなく、出来るだけ多くの声を聞き、市政に反映させる必要があります。
どのような政策に対しても、必ず賛成意見と反対意見があります。それらを合わせて一つの「市民の意見」とすることには無理があります。
賛成反対、様々な市民の意見がある中で、どうやって東久留米市政の方向性を決めるのか。そこに行政の「公平性」が求められます。行政が政策決定をする際、まず賛成意見と反対意見、両方聞かなくてはいけません。
一方に偏った意見だけで行政運営を進めるのは非常に危険です。そして、最終的に賛成の意見と反対の意見、どちらを採用したのか。市民のみなさんにその理由と経緯をすべて明らかにするのが行政が果たすべき責任です。市長がどう判断したのか、担当職員は何を言ったのか、議員からの介入・圧力はあったのかなども、きちんと記録に取り、公開すべきです。

そこまでしても行政の政策決定が市民全体の総意とは考えられない時があります。その時は住民投票を行うべきです。
私はこれからの時代、多額の予算を必要とする市政の重要課題に対しては、住民投票によって市民のみなさんに直接判断していただく機会をもっと増やすべきだと考えています。
住民投票を行うと、サービスが増えるものは賛成され、縮小削減されるものは反対され、市民迎合政治になってしまうとの批判があるかもしれませんが、
最終的な責任を負うのは市民のみなさんとなるわけですから、そこは市民のみなさんを信頼すべきだと私は考えています。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
計画に基づいて予算をつけ、それを執行するのが行政運営の基本です。
計画にあるのに実行しようとしなかったり、計画にないのに突然予算化したりするのは、本来すべきではありません。
それを市民の代表としてきちんとチェックするのが議会の役割です。計画とはそれだけ重要なわけですから、財源の見込みのない事業を簡単に載せるべきではありません。
行政の縦割りは、組織の肥大化に伴って必ず起きる弊害です。もっと行政のスリム化・効率化に取り組むべきだと考えます。また、事務事業のさらなる統廃合も必要です。
職員の資質向上については、机の上の研修は何も意味がありません。現場に出て、市政の最前線で働くことによって、経験・能力を身に着けていただきたいと思います。新卒採用1年目は、1年間現場研修でもいいと考えます。また、職員としての適正を判断するために、インターンシップの活用も重要です。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
財政の厳しさは言い訳にはなりません。財政が苦しくても豊かでも、行政は常に、今ある歳入の中で市民のみなさんの満足度を最大限高めなければなりません。歳入以上のことをしようとすると、それを借金で補うことになり、将来のこどもたちへの借金がどんどん増えてしまうことになります。そのような将来に負担ばかりかけるまちづくりはもう終わりにすべきだと私は考えています。
東久留米市はこれまで、限られた財源の中で市民サービスを充実させるために、スポーツセンター、生涯学習センター、保育園、中学校給食、小学校給食などに民間の活力を導入して来ました。これによりコストの削減とサービスの向上を実現しています。
今後も民営化を推進することによって、市民サービスの向上を図りたいと考えています。税収アップは理想ですが、それで市民のみなさんの負担が増えてしまっては何も意味がありません。
市民のみなさんの負担に頼らない、例えば公共施設への広告版設置やネーミングライツの売却によって収入アップを図るべきです。また、福祉・教育・スポーツ施設・道路など、より目的をはっきりさせた基金を設けて、市民のみなさんからの寄付を募りたいと考えています。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
地域の助け合いは非常に重要ですが、わかりやすい言葉のようで、とても定義づけが難しい言葉でもあります。誰が、何のために、何をするのか、はっきりさせなくてはいけませんし、行政の責任によって行うべきこと、地域の助け合いによって行うべきこと、その住み分けも必要です。
防災、防犯、公園の清掃、道路の維持管理、こどもたちや高齢者の見守りなど、地域に担っていただければ理想ですが、自治会に地域の助け合いの責任を押し付けるべきではありませんし、自治会に加入していない市民のみなさんに加入を強制することも出来ません。
様々な観点からの議論が必要な課題だと考えます。

2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
東久留米市はこれまで、ごみの資源化や分別の徹底による原料化に取り組み、一定の成果を生み出して来ました。しかし、ごみボックスがある以上、マナーを守らない人や他市からのごみの不法投棄はなくなりません。ごみのさらなる減量化に取り組むためには、ごみボックスをなくし、戸別収集への移行が不可欠です。
東久留米市はすでに、ごみの不法投棄の多いごみボックスの撤去に取り組んでいます。その結果、場所によっては、ごみの量が半分に減りました。
しかし、一部のごみボックスをなくしても、他にごみボックスがある以上、根本的な問題解決にはつながりません。ごみボックスをなくせば、確実にごみの減量化につながると私は考えています。燃やすごみの量を減らすことが出来れば、それだけで二酸化炭素排出量の削減にもつながります。
他の二酸化炭素排出量削減の取り組みとしては、市役所1階と2階の間のエスカレーターの停止。夏の間、市役所の開庁時間を1時間早める「サマータイム」制度の導入などを考えています。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
湧水保全のためには、湧水地周辺の緑地の確保が不可欠です。私権を制限するのは難しいため、私有地を公有地化する必要があります。しかし、すべてを公有地化するには莫大な経費がかかります。
まず市民のみなさんで話し合い、守るべき緑地はどこまでなのかを決めていただきたいと思います。そして、基金にお金を貯めながら、計画的に公有地化すべきだと考えます。また、湧水だけでなく川の保全のため、ごみの不法投棄の徹底的な取り締まり。下水や大量の雨水をこれ以上川へ流入させない取り組みも必要です。

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
残念ながら、高齢化率がどんどん上がり続けている超高齢化社会を迎えた今の東久留米市において、元気高齢者に対する事業は縮小・削減の対象です。これ以上、高齢者団体に補助金やお祝い金を渡したり、行政主催のイベントなどを行うことは出来ません。こういう厳しいことも、市民のみなさんにきちんと説明し、理解を求めることが議員の責任だと考えています。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
3-1で削減した予算を、こういった介護の必要な高齢者に対する事業に振り当てて行くべきだと考えます。
東久留米市内の特別養護老人ホームは増設される予定となっています。ですが、すべての介護の必要な高齢者を施設で受け入れることは不可能です。これからはより在宅介護のためのサービスの必要性が高まります。自分が住み慣れた家でずっと住み続けることを希望する高齢者に対しては、出来る限りその希望をかなえてあげられるように、事業者の支援も含めてサービスを充実させて行く必要があります。
一方で、事業者が増え過ぎてしまうと、それぞれの事業所の運営が厳しくなる危険性もあるので、行政による一定の調整は必要だと考えます。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
一度徴収した税金を、給付金として渡すのであれば、始めから税金として徴収しない方が、無駄を省けて効率的というのが私の考えです。子育て世帯への経済的支援は必要だと考えますが、給付金や子育てクーポンよりも減税をすべきだと考えています。
保育園の待機児に関しては、まず保育園の全園民営化をすべきです。財政的にも、職員数的にも、待機児解消の観点からも、この課題を解消して初めて、東久留米市の新たな子育て支援の展開が出来ます。まだまだ何年もかかることではありますが、着実に進めて行きたいと考えています。保育園だけでなく、幼児教育の充実も重要です。
東久留米市は公立幼稚園を閉園しましたが、その財源をもっと幼児教育の充実に使うべきです。
今のこどもたちが大人になった時、そこで待ち受けているのは国際競争社会です。企業への就職も、これまでは同じ日本人同士で争っていましたが、これからは外国から来たエリートと争わなくてはいけなくなります。
そのような国際競争社会を生き抜いて行くために、読み書きや計算などの基礎的学力は、出来るだけ早い段階から身につけさせておくことが、大人達の責任です。
英語教育も重要ですが、そのためにはまず、自分の言葉である日本語や日本の歴史、日本の伝統文化なども知っておかなくてはいけません。子育て支援も重要ですが、これからの時代はこどもたちに直接投資する「こども支援」もより重要となります。そういうこどもたちのために、いつの日か「こども図書館」を作るのが私の夢です。

 (2) 子育てママ世代対策について
小学校に上がる前の小さなこどもたちが遊ぶ場所の確保が重要だと考えます。ゲートボール場はフェンスがあって安全なので、こどもたちが遊ぶのにとても適していると思うので、高齢者のみなさんの理解を得ながら、午後の一部の時間だけでも開放できればと考えています。
また、これは法律の関係があって難しいかもしれませんが、地区センターにも子育て世代のみなさんが集えるようにしたいです。

そして、小さなお子さんの子育てが終わり、再び職場復帰を希望するお母さん方の職場復帰をサポートしたいと考えています。
国の法律改正や、企業の協力も必要となるかもしれませんが、まずは長期間の育児休暇を保証し、いつでも同じ職場に復帰出来るようにすべきです。
一度退職してしまったお母さん方の場合は、再就職がなかなか難しいのが現状です。そこを行政が全面的に支援する必要があると考えます。

5.障害者などの弱者対策
東久留米市の障害福祉施策の新たな課題として、障害者差別解消法の平成28年4月施行に向けて、市としてどのように対応して行くのかということがあります。
障害のあるなしに関わらず、みんながお互いを認め合い、助け合い、生きて行くことが出来るまちづくりをすることが理想です。しかし、実際には障害を持つことに対する差別や偏見はまだまだ根強くあります。差別しようと思って差別する人はほとんどいないとは思いますが、知らず知らずに差別してしまっているのが現実です。
差別する側には、差別される側の気持ちなど解らない以上、障害を持つ当事者の意見をきちんと聞く必要があります。
障害があっても、障害がない人達と同じように地域生活を行い、社会参加出来るようにするために、どのような「合理的配慮」が必要なのか、議論を始めなくてはいけません。障害があると、わがままだとか、自分勝手だとか、社会性がないとか言われてしまうことがありますが、障害を持つ人の多くは、自分が社会に出ることによって、周りに迷惑をかけてしまうのではないかと、常に不安な気持ちを抱いているということを、ぜひ理解していただきたいです。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
防災対策の最大の課題の一つは、災害時要援護者名簿の活用についてです。名簿を作ったものの、その活用方法は全く決まっていません。
高齢者や障害を持つみなさんの中には、この名簿に登録したことで、災害時にはきっと誰かが助けに来てくれると安心している人も多いかもしれませんが、実際にはそのような体制は何も出来ていないのです。
災害時に要援護者のみなさんの避難所までの移動を、一体誰の責任で行うのか?私はその責任を市民のみなさんに負わせるべきではないと考えています。
では、その責任を行政が負えるかと言えば、災害で大混乱の中、そこまでの人員を確保することはほぼ不可能です。この大きな課題を解消するために、災害時を想定した議論がもっと必要だと考えます。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
いつも子供達を見守ってくださっているボランティアのみなさんには感謝申し上げます。
今後もぜひ活動を続けていただきたいと思いますが、それが見守る側も見守られる側も負担になってしまっては意味のないことです。
いつ、どこで、どのような事件が起き、誰が巻き込まれるか解らない以上、防犯カメラの設置は必須です。
防犯カメラがあると個人のプライバシーが侵害されるとして反対の方もいますが、安全を守るためには、私達もある程度は生活を犠牲にしなければいけません。
東久留米市では今、退職した警察官を一人雇っています。これも有効な手段の一つですので、今後も続けるべきだと考えます。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
今の市長は「東グルメ」という食を中心としたまちづくりを提唱しましたが、その具体策はまだ何もありません。「東グルメ」を言葉だけで終わらせないために、まずは計画を作って、グルメ祭りやグルメマップなどの事業を推進すべきです。
市内で出前や配送サービスを行っているおみせをまとめて、広報臨時号を発行したり、月2回発行の「広報ひがしくるめ」の中に、地元商工業者のページを作り、毎回それぞれの地域ごとに紹介するような取り組みもすべきです。
上の原地域の企業誘導は、結局は商業施設だらけになってしまうのではないかと危惧しています。せっかく新たに地区計画を設定するわけですから、様々な業種の企業が立地可能にすべきだと考えます。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
現行の相続税制度がある限り、東久留米市の農地の減少を防ぐことは出来ません。市民農園として借り上げても、相続が発生してしまえば変換することになるので、根本的な問題解決にはつながりません。
私は、東久留米市の農地を守るためには、農地をまとめて一つの法人を立ち上げるしかないと考えています。しかし、農地は農業従事者のみなさんの財産ですので、その方々の意思が最優先されなければいけないというのが大前提です。

8.前向きなまちの活性化対策
東久留米市内の音楽祭、演劇祭り、ロックフェスタ、ジャズフェスタ、ダンスコンテスト、囲碁将棋大会などを考えています。
社会を明るくする運動が、音楽祭となったのはとても良いことだと思います。ぜひ規模を拡大していただきたいです。
スポーツに関しては、東久留米市内で大きな大会を開くのは難しいですが、アームレスリング(腕相撲)ならば、それほど大きな施設が必要ではないので、可能だと思います。ぜひ大会を誘致したいです。
私はかつて東久留米市議会において、「うどん大食い大会」を提案させていただきましたが、行政からは一蹴されてしまいました。しかし、うどんは全国どころか多摩地域だけでも多くの自治体が地元特産とアピールしており、うどんだけで人を呼ぶのは不可能です。他市との差別化を図るために、大食い大会を開催すれば、確実にニュースにはなるのですが、理解されないのは残念です。
東久留米の特産の「ほうれんそう」を使ったレシピコンテストも提案したことがあります。
また、市内パン工場と協力して「クルメロンパン」を開発したいです。ふるさと納税の贈答品は、プロ野球の西武ライオンズやサッカーJリーグのFC東京と連携して、観戦チケットや関連グッズにするのがいいと思います。
とにかく、税金の支出を行わずにまちの活性化を行うというのが私の考えです。そして、他市がやっていることと同じことをしているようではダメだと思います。

9.公共施設について
東久留米市に今ある公共施設の老朽化は深刻な問題です。新しい市役所でさえ、はたしてあと何年使用出来るのだろうと思ってしまうぐらいです。今ある公共施設を維持補修するだけでも、莫大な費用がかかるのは確実です。このような状況で、新しい公共施設など、とても望めません。場合によっては、さらなる公共施設の統廃合も行わなければいけなくなると思います。
近い将来、確実に課題となるのは、中央図書館と生涯学習センター(旧公民館)です。はたしてこの二つを今後どうするのか、今から議論を始めなくてはいけません。私は新たな公共施設の建設を推進する立場ではありませんが、この二つの公共施設に関しては、維持補修するよりも、統廃合をして新たな複合施設として建設した方が効率的だと考えています。
テニスコートやゲートボール場のほとんどは、借地によって設置されています。ということは、地権者の都合によっては、なくなってしまう危険性があるということです。(実際に新川テニスコートがなくなってしまいました。)
テニスとゲートボールの競技人口が今後減少するとはとても思えない以上、これらの公共施設を確保するためには、いずれ土地を購入しなくてはいけません。そのために「スポーツ施設整備基金」を作って、今からお金を積み立てておくべきだと考えます。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
外国から来た人でも、住む場所に東久留米市を選んでもらえるということは、とてもうれしいことです。
私は目が見えないという障害があるので、常に「心のバリアフリー」を心がけて活動しています。この「心のバリアフリー」は決して障害を持つ人のためだけのテーマではありません。障害のあるなしだけでなく、年齢・性別・国籍などの違いなど関係なく、誰もが住みやすいまちづくりを実現するためのテーマです。
外国から来た人達に対しては、まだまだ様々な差別や偏見、固定観念があると思います。それらを解消するためにも、人種・民族・国籍を超えた交流が必要です。
外国から来た人達の多くが求めているのは「友達」です。私も海外に住んでいたことがあるので経験がありますが、「ボランティア」の人はたくさんいても、そこから「友達」を作るのは非常に難しいことです。
そうなると、自国の人たちで固まってしまうことになり、さらにその国の人達と接する機会が減るという悪循環に陥ってしまいます。そうならないようにするために、何らかの友達づくりのきっかけを与えてあげたいと考えています。その一つの手段として、「カンバセイション・パートナー」があります。
日本語を勉強する外国から来た人と、その国の言葉を勉強している日本に住む人とのマッチングです。カンバセイション・パートナーのメリットは、お互いがお互いの言葉を教えあうわけですから、お互いの立場が対等であるということです。
対等な立場ということで、そこにお金のやりとりは発生しませんし、余計な気遣いも不要なので、より友達づくりにつながりやすいと考えます。このような個人と個人の交流を通じて、国境を越えた理解を深めて行きたいと考えています。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
私は高校1年の時に網膜はく離により視力を失い、全盲の視覚障害者となりました。それまでは普通に見えていたので、見えなくなった直後は何が起きたのかさっぱり解らず、外出することもなく、3ヶ月間ずっと家にいました。当時は「ひきこもり」などとは言われませんでしたが、今だとそういうことになるのかもしれません。この3ヶ月が長かったのか、それとも短かったのかは解りませんが、今になって思えば、見える世界から見えない世界へと順応するために必要な期間だったように思います。
その後、両親・友達・学校の先生、様々な方々の支援のおかげでそのショックから立ち直り、再び高校に通い、大学にも進学し卒業することが出来ました。
私にとって大きなターニングポイントとなったのは、アメリカ留学4年目の28歳の時です。卒業後の進路について、アメリカに残るか、それとも日本に帰るか、とても悩みました。そのとき、目が見えなくなってからこれまでの約10年間の自分の人生を振り返ってみました。
目が見えなくなって、確かにいろいろと大変なことはありました。ですがその一方で、見えなくなったにも関わらず大学に通ったり、軽音楽や演劇などのサークル活動もしたり、アメリカにも留学し、メジャーリーグやNBA・NFLの観戦なども楽しんだりと、正直言って非常に充実した10年間を過ごすことが出来ました。
このような経験が出来たのは、これまで私を支えてくださった数え切れないほど多くの方々のおかげであり、今度は自分がその方々に対して恩返しをしなくてはいけない。自分の人生は30年間たっぷり楽しんだのだから、これからはみんなのため、社会のため、そして将来のために、自分のありったけの力と情熱を捧げて行きたい。その想いで、日本に帰り、自分の目が見えていた頃過ごした東久留米市にもどり、市議会議員を目指すことを決意しました。
東久留米市は財政的に厳しい時期が続いています。そんな中、ただサービスの充実だけを主張していては、財政はいつか必ず破綻します。そのような無責任な政治は絶対に許さないために、私は必要なサービスの財源を生み出すための改革に全力で取り組みます。
どんなに今が苦しくても、私達と同じ痛みや苦しみを将来の子供達にもさせてもいいということにはなりません。今ある課題は今を生きる私達の努力によって解決する。それが今の政治の責任です。
改革をすれば必ず反対意見や批判をいただきます。ですが、ここで改革出来なければ、将来の子供達により多くの借金と負担を残すことになります。それだけは絶対に避けなければいけない。将来の子供達には借金で雁字搦めのまちづくりではなく、夢と希望あふれる自由なまちづくりをしてもらうために、今私達が頑張らなくてはいけないのです。
誰かがやらなくてはいけないのなら、自分がやる!私宮川豊史にはその覚悟があります。困難に直面すればするほど、ピンチになればなるほど、私のハッスルパワーはどんどん湧き上がって来ます。だから決して挫けることはありません。これからもハッスルパワー全開、ありったけの情熱を東久留米市に注いで参りたいと考えています。

間宮みきさんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート回答
【間宮 みき氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
市民参画の権利と責務のもととなる「自治基本条例」を制定する必要があると考えます。また市長が変わっても市民参画が後退することがないよう、市民参加条例を制定し市民参加のルールを明文化することも有用であると考えています。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
市政について説明責任が果たせていないところに問題があります。現在の東久留米市のパブリックコメントの在り方を見直していくことが必要と考えています。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
市政への市民参画を進め、自らが市政に関与しているという手ごたえや充実感を持ってもらうことが有用であると考えます。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
お互い様の精神は重要であると考えます。地域の助け合いは自治会組織に限らず、様々な仕組みや形態があると思うので、市民のみなさんに伝えていくことが必要です。
特に要支援1・2の方々への支援が、介護保険から外れる中、そういった仕組みへの市民参加はますます必要になると考えています。
2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
ゴミ対策課の行っている小地域における「ごみ出しについて」の説明会は有効であり、今後も継続すべきと考えます。また、子どもたちへの環境学習も更に充実させていくべきと考えます。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
現在、落合川の清掃ボランティアを市民のみなさんと行っており、今後も続けていきたいと考えています。
また、子どもたちに自然の素晴らしさや守っていくことの大切さを教えていくことも必要だと考えています。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
まずは、宣言をしていることを多くの市民のみなさんに知ってもらうことが必要です。
緑や湧水が息づく六仙公園はじめ、安らぎの空間づくりを進めていきたいと考えます。

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
(1)(2)ともに、お年寄りはお年寄りの施設、障がい者は障がい者の施設と仕切るのではなく、おじいちゃんも、おばあちゃんも、こどもたちも、赤ちゃんも、障がいがあってもなくても、いろんな人たちが一緒に楽しく過ごす、いわゆる富山型のデイサービスが今後求められる形と考えます。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
現在東久留米市では、認可・無認可の違いによる保育料の格差があります。先ずはその是正など、保育の充実をすべきと考えます。

 (2) 子育てママ世代対策について
学校や公共施設を活用し、小学区に1カ所程度の子育て広場を開設していければと考えています。
(「ママ対策」という表現は、子育てを女性中心に考えているようで、違和感があります。)

5.障害者などの弱者対策
マイノリティーや弱者の方々への支援には、心のバリアフリーを進めていくことが第一歩だと考えています。相手の立場を自分のこととして考え、差別のない社会を目指すことを幼いころから教育していくことが必要です。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
災害に対する市民の意識は、以前に比較してかなり深まってきていると思います。今後は避難所ごとに防災訓練を行うなど、住民同士が顔の見える関係を築くことを実践すべきと考えます。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
防犯・安全対策などのボランティア活動を地域全体に広げていくためには、市の支援は必要です。
個々のボランティア活動と市が行う支援との役割分担を整理すべきと考えます。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
宅配サービスが見直されるなど、地域の商業者の活躍が期待されています。市には、商工業者の独自の工夫や取り組みに対して、もっとタイムリーに情報を提供していくことなどが求められます。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
農家のみなさんと非農家の市民が顔の見える関係を築けるよう、市は「場」の提供にもっと関与すべきです。
体験農園などの開園や運営にも、更に積極的に取り組むべきと考えます。

8.前向きなまちの活性化対策
開駅100周年のイベントを開催するなど、市民自らが行う活動は増えてきています。市にはその活動がしやすいよう、ノウハウの提供や広報の支援など、行政だからこそ出来るサポートを行っていくことが求められます。

9.公共施設について
現在児童館のない小山や野火止など市の北部地域については、安全な遊び場を確保することが必要であると考えています。
なお、市民が集える場はもっと必要と考えますが、新たな施設をつくることには限界があることから、空き店舗の活用などを検討すべきと考えます。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
日本語によるコミュニケーションが困難な外国人等の児童・生徒への学校教育における支援の充実は急務です。また、行政だけではなく、市民のみなさんの協力を得て、外国人の方々の手助けする仕組みもあるのではないでしょうか。
また外国人に限らず、誰もが自分らしく生きられる、男女平等施策の推進も必要と考えます。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
「住んで良かったと思える東久留米」を市民のみなさんと共に実現したいと考えているから。

野島武夫さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【野島 武夫氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
>>実際に市民の要望が市の都合で取り入れられていないという不満も市民にあるようです。
多くの方々から様々な市民の要望があります。すべての要望を取り入れるのは難しい面もご理解頂ければと思います。市民参画は様々な分野で進めていきたいと思います。1月に開催された「開運!東久留米七福神めぐり」は、市民有志で実行委員会を立ち上げ、知恵を出し合い、行政はサポートする形で開催しました。他の自治体にはない、市民の草の根の活動ができる環境があります。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
今後のまちづくりは、市民・企業・各種団体と行政がパートナーシップの下に、一体となり取り組んでいくという長期総合計画策定の基本方針を、引き続き実践することです。それぞれの主体がビジョンを共有し、適切な役割を担ってまちづくりを進めるプランが良いと考えています。市民と忌憚なない意見交換をすることで、職員の資質が向上します。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
アイデア1  黒目川・落合川などの遊歩道の整備を進め、また、東部地域包括支援センターが始めた高齢者長生き体操など健康づくり体操会を普及させて、健康寿命を80歳に延ばす。
アイデア2 上の原地区土地利用構想を具体化し、賑わいづくり、自主財源を確保していく。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
6年ほど前、地元の自治会の役員になり、様々な活動を始めました。避難所周辺の自治会に呼びかけ合同自主防災訓練を実施、高齢者長生き健康体操会の開催などをしています。「自分たちのまちは自分たちで守る」との意識をもち実践していくことが大事だと考えます。


2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
黒目川や落合川の川そうじ等を、市民の方々に呼びかけ定期的に実施しています。それぞれの地域で川そうじ等を実践していくことだと思います。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
黒目川や落合川の川そうじ等を、市民の方々に呼びかけ定期的に実施しています。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
黒目川や落合川の川そうじ等を、市民の方々に呼びかけ定期的に実施しています。それぞれの地域で川そうじ等を実践していただきたい。
 併せて、下水道未接続世帯の方々のご理解をいただき清流を守っていきたい。

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
私の地元の氷川台は市内でも、高齢化率が高い地域となっています。東部地域包括支援センター、社会福祉施設マザアス、自治会を連携させ、高齢者長生き健康体操会を企画運営しています。参加者は50名を超えています。介護を受けたり寝たきりにならずに、自立して健康に生活できるよう取り組んでいます。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
 特別養護老人ホームの開設を進めています。平成28年上の原、29年ひばりが丘に開設予定です。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
 安心して出産や子育てができるように、携帯メールを活用して、月齢
に応じた子育て情報を配信する子育て応援支援メール配信事業のアイ
デアが今年度予算に計上できた。

 (2) 子育てママ世代対策について
子育て世代の皆様の要望をしっかりと受け止め、市政に活かしてゆきます。
ママ対策  ?質問が漠然として答えが難しい。
ママ、パパが子育てしやすいよう、国や東京都に要望していきたい。

5.障害者などの弱者対策
一例として、東京都シルバーパスは利便性が高いと評価しています。この福祉乗車証は東京都内在住で、満70歳以上であればパスの交付を受けることができ、費用は20,510円(一年間有効)です。市民税非課税者の場合は、期間によらず一律1,000円。この乗車証を利用することによって、路線バス・都営交通を自由に乗り降りでき、交通弱者とされる高齢者の利便を図るものとなっています。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
避難所となっている市立第二小学校で、学校・防災防犯課・消防署・防災まちづくりの会など防災関係機関と周辺12自治会が連携して、二小避難防災訓練を実施してきました。「自分たちのまちは、自分たちで守る」という自主防災組織づくりをしています。市民ができることは行い、行政と建設的に話し合うことが重要だと考えています。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
地域のボランティア活動を尊重することが重要だと思います。高齢者と子供たちとのふれあいが大切です。行政としては、犯罪抑止を含め通学路の防犯カメラの設置を進めていきたい。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
地方創生のため、9月にプレミアム付き商品券の発行を予定しています。2割
お得な商品券で、発行総額5億円の過去にない大型規模です。商品券12,000
円のうち5,000円部分は個人店でしか使えないように配慮しています。セール
など様々工夫をして活性化していただく機会になります。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
地域の方々と自然農法や体験型農園を行っています。じゃがいも掘りやさつまいも掘りなどを自治会で行い、子供たちや市民の方々に安全安心な地場産農作物をPRしています。

8.前向きなまちの活性化対策
FCフエンテ東久留米、カフリンガー東久留米など地元のサッカー、フットサルチームがそれぞれリーグ戦で大健闘しています。FMひがしくるめがインターネット動画配信サービスにて生中継を行っています。多くの方々に知っていただき、まちの活性化につなげたい。

9.公共施設について
人口減少社会が近づいています。公共施設マネージメントに取り組み、税負担が過大にならないよう配慮することが市民の大きな声となっています。今後施設の新設には、利用実態をよく調査検討することが必要です。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
看板等の多言語化。
自治会への加入とお祭りなど行事等へ参加していただきたい。
また、自国の文化のPRや料理を紹介し、国際交流をする。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
野島たけおの決意~努力した人が報われる社会づくりをしたい。
さわやかな空気と、水と緑に恵まれた東久留米を守っていく。お互いを重んじ誰もが明るく暮らせるまち、自由を愛し知恵をだしあう、住みよいまちづくり。
今年は戦後70年、日本を悪者とする自虐史観を止めさせ、世界の平和と安定に一層貢献できる国に。


小山実さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【小山 実氏】
平成27年3月30日
東久留米・投票しようの会

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
⇒超高齢社会・情報社会の下、市民ニーズは一様ではなく、多様化している現実があり、多面的な調整が必要と思われる。多様な情報の受発信の積極化に努力したい。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
⇒市行政分野のうち、「市民が担うことのできる事業は市民に」の視点で行財政改革に取り組みたい。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
⇒市民満足度の高い市民事業が必要では。事業の見直し、充実に取り組みたい。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
⇒若い世代が盛り上がる組織づくりが必要ではないか。自治組織は重要。とっくに防犯、防災の観点が重要で、この観点から、自主・自治組織づくりに取り組みたい。

2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
⇒基本的には、ゴミ減量、リサイクルに市民皆で取り組みたい。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
⇒農地の確保・保全が重要課題。対応策について取り組みたい。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
⇒自然はあるがままでは劣化してゆくのでは。様々な人の関り・活動による自然環境の保全・活用策に取り組みたい(観光の視点も取り入れながら)。

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
⇒健康寿命の延伸のため、特に生活習慣病・認知症対策のためには、シルバーならではの生活習慣・運動の確立が必要。かかりつけ医・歯科医の普及も大切。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
⇒実態重視・地域密着主義・当事者主導第一主義が重要ではないか。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
⇒人口減少化・少子化社会対策は最重要政策課題。今後の地域・家庭の存続のためには、多様な世代が、多様な子育て資源・施設を活用して、担い手として幼児保育・教育に参画できる仕組みを整えたい。

 (2) 子育てママ世代対策について
⇒社会変化に対応した相談機能(児童館等)の充実を検討したい。

5.障害者などの弱者対策
⇒障害者の実状、地域の実情を踏まえた対応策への取り組みが必要では。特に雇用改善は大事と思われる。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
⇒防災・防犯対策は「自助・共助」が原点であり、市民の協力・共助により推進されるべき。ただし、組織未整備地域に対する行政の積極的関与等は必要。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
⇒学校・地域別に、地域実態に即応して考慮すべきでは。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
⇒商工業の後継者対策が必要では。行政も関係団体も前向きに取り組むべき。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
⇒6次産業化(商工業と消費者との結び合わせによる地産づくり)に取り組むべきでは。

8.前向きなまちの活性化対策
⇒若い世代(特に20,30歳代)の意見、提案を積極的に取り入れる仕組み(例-若者組、年齢特定化募集)をつくる必要があるのでは。

9.公共施設について
⇒長期計画・マスタープラン・公共施設マネジメントを総合的に活用して、土地の効率性に配慮した複合的な公共施設運営管理(改善を含む)がはかられるべきでは。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
⇒必要性に応じて考えたい。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
⇒超高齢社会が進行する東久留米市は自然環境に恵まれているが、生活環境としての魅力は不十分と思われる。自然環境を活用・共立を図り、経済的・社会的活動を加味し、20年後も元気な東久留米独自のまちづくりを進めるべきと考える。シルバー世代として、若い世代に配慮したこのような未来志向の行政の確立のために尽力したい。

三浦たけしさんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【三浦 たけし氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
 「民間活力の導入」といった場合は「企業団体」を指すことが多いですが、地域の諸課題の中には、「市民・市民団体」との「協働」が必要となることもあります。今後「市民による公共事業」という位置づけの為には、まちづくりへの市民参画の環境整備と、市民・市民団体間の協働づくりも不可欠な要素であると考えます。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
 新たな計画を実行し、安定的に継続させていくためには、相応の財源や人員の確保が重要です。故に行財政改革を推進しなければなりません。人員不足は、単に人員を増やすのではなく、既存の事業の見直しで対応していくことも必要です。ここに広義的な民間活力の導入があるのだと思います。また、少数精鋭の職員体制の確立には、意識の向上、変革が必要であり、そのために「職員提案制度」の積極的活用を主張しているところであります。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
 まずは、法人税収を増加させるためにも、上の原地区企業誘導を成功させることが最重要課題と思っています。その環境づくりに伴うアクセス道路等、必要なインフラ整備もしっかりと進めていくべきことと考えます。また、今後は新たな観光資源の発掘や、見せ方等の工夫で、東久留米市を利用する「交流人口」の増加を図ってまいりたいと思います。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
 地域の助け合いは重要であると考えています。市議会公明党の提案により、自治会マップも作成され、自分の住んでいる地域の自治会や空白地域も確認できるようになりました。高齢化による変化の他、ライフスタイルの多様化もあることから、地域での関わり方も再考を求められているものと思います。見守りたい人、見守られたくない人、防災面のみ関わりたい等々。「地域の関わり方」の選択肢をもたせることも重要であると考えます。逆に言えば、何らかの選択肢により多くの方が地域に関わっている、といった地域づくりを考えていきたいと思います。


2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
 リサイクルのさらなる効率化の一つとして、小型廃家電の回収を推進しています。現在は実験回収であり、まだまだ多くの小型家電が不燃ごみに含まれている状況であります。今後、本格的な回収が実現するよう努めてまいります。また、将来的には、回収した家電の分解作業を、障がい福祉に活用することを提案しております。これを実現させることで、各家庭での分別が、福祉に役立つとの周知と共に意識を高めるひとつになるものと考えます。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
 東久留米市の環境保全については、多くのボランティアの皆様のご尽力で支えられているものと認識しております。今後も一緒に作業をしていきたいと思いますが、「市民による公共事業」と位置づけられるような仕組みも考えていきたいと思います。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
 東久留米市を利用する「交流人口」の増加につなげるべきものと考えます。そのために市は、見せるとこはより見やすく整備し、守るべきところは徹底して守るという姿勢をもって、関係者との協議等進めていくべきと考えます。

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
 健康寿命を延ばすため、介護予防や認知症予防の取り組みを充実させます。
専門家が家庭訪問して初期の支援を包括的・集中的に行い、自立生活をサポートする「認知症初期集中支援チーム」と各地域で関係機関との連携支援や相談業務を担う「認知症地域支援推進員」の配置を目指したいと思います。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
 離れた施設だけではなく、住みなれた地域で安心して住み続けていけるための、医療・介護・生活支援サービス等の更なる連携と充実を図ることが必要であると考えています。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
 負担軽減策だけでなく、児童館や地域センターでのママ向けのイベント内容の充実等も進めていくべきと思います。

 (2) 子育てママ世代対策について
 今後とも様々な機会をとらえ、それぞれの世代のご要望をお聞きしながら、また工夫しながら、共に政策にかえてまいりたいと思います。子育てママのリフレッシュに取り組む企業等、民間活力にも目を向けながら考えていきたいと思います。

5.障害者などの弱者対策
 様々な支援策についての評価は、時のニーズにより常に変化していくものであり、それぞれの時点で異なると思います。障害者の雇用支援や、高齢社会に対応する交通手段の開発等、様々な課題に対し取り組み中であります。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
 「計画的な市民自らの防災意識の植え付けと体制整備」は必要と思います。そこに向けた具体的なアイデアはまだ確立できておりません。先の質問にもお応えした「地域の関わり方」から見直す必要があり、その中で効果的な体制づくりを考えていきたいと思います。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
 地域の諸課題の中には、「市民・市民団体」との「協働」が必要となることもあります。今後「市民による公共事業」という位置づけの為には、まちづくりへの市民参画の環境整備と、市民・市民団体間の協働づくりも不可欠な要素であると考えます。その上で、防犯・安全体制につきましては「協働のもと」にこだわることなく検討すべきものと考えます。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
 上の原地区の企業誘導は最重要課題であると考えています。また同時に、空き店舗対策も、大事な「企業誘導」の取り組みであると考えています。昨年には、要望してきた、空き店舗活用の際の「家賃補助」が出来るようになりました。さらに、市、東久留米市商工会、西武信用金庫の3者が発起人となって、企業活動支援に取り組む機関が情報や支援策を結集し、緊密な連携を図って、市内の中小・小規模企業の経営力強化、地域経済の活性化を目的とした「地域産業振興懇談会」が設立されました。圧倒的な情報網を持つ金融機関との連携は重要であると考えてきましたので、大きな期待を寄せています。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
 それぞれの農業経営者の考え方やスタイルがあると思います。地域の方に農業を理解して頂こうと、体験や見学等、様々な取り組みをされていると認識しております。市は、さらに都市農業に対する興味を、多くの方にもって頂けるように周知と働きかけを推進していくべきと考えます。

8.前向きなまちの活性化対策
 市民祭をはじめとした各所でのお祭りや街バル、七福神めぐり等、年々盛り上がってきていることを嬉しく思っています。新たなイベントをつくるというよりは、現在までに誕生したイベントを変化、発展させていくことが大事だと思います。大きな要素としては、より多くの方が、主催側になれるような、簡単に参加できるような仕組みを考えてみたいと思います。

9.公共施設について
 現在、当市も含め、各市で「公共施設マネジメント」の準備が進められています。その中で、今後の様々な経費の予測もされていくので、まずはその報告を見てからだと思います。
その上で、今後はさらに、各地域で目的が果たせる環境づくり(施設間の情報共有)を図るべきと考えます。さらに統廃合や機能移転を検討するに際しては、市内だけで完結することなく、隣接市との連携も視野にいれていくべきと考えています。あらゆる面での広域連携を模索していく時期であると感じています。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
 特に「安心・安全」に関わる情報伝達には、積極的な外国語表記が必要であると思います。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
 1期4年間、「誠実な対話と迅速な行動」をモットーに、地域の声を政策に反映してまいりました。財政が厳しい中、行政が担う役割を見直すと共に、民間企業や各種団体の皆様の企画力、技術力、機動力をお借りしながら、経費の削減とサービスの拡充をすすめてまいりました。
 東久留米市でも、少子高齢化が急速に進んでおり、介護・医療、子育て支援の更なる充実が課題となっております。財政難との勝負でもあります。
 様々な課題に対しての対応策、今後の経費削減や収入確保、限られた予算の中でのサービス拡充のために、「新たな視点」と「新たな発想」をもって取り組んでまいる決意です。皆様に安心して住み続けたいと思っていただける東久留米を目指し、若い力で全力で働いてまいります。


桜木善生さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【桜木 善生氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
⇒①パブコメは要綱で条例ではないので条例化し、その中に市民参加の担保と仕組みを
  ②恒常的な中学校単位、エリアでの行政側と市民のミーティングの場の設置を。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
⇒①長期計画の策定はコンサル委託が現実(H26~27年度予算)、原案の段階で公表し意見を求めるべし。
  ②職員の資質向上は難しい問題だが、市民目線を育てる上司の役割と議会の質か

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
⇒病気にならない、病院に行かない、国保を使わない、元気が一番。ヘルスケア、病弱老人を元気老人に。当市の特徴を逆手にとって長寿社会の財政安定へ。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
⇒文字通り自治は住民自ら考慮して実践すること。個があり、家族があり、地域がある。コミュニティはそれぞれのライフサイクルで異なると思う。福祉・教育・防災とあろうが、安心・安全な地域づくりで自主防災など大切だと思います。

2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
⇒①落合川の魚はもう少し大きくなるまで採らないほうがよい。自然と環境では最も実践の場、教育の場。環境教育を進めて。
  ②少年野球の皆さんが黒目川、河童のクウ、クリーン作戦と称し川の清掃をしています。私も小学校の時、落合川で泳ぎましたが、環境教育が大事だと思います。木の葉が落ちて腐葉土になって、畑の栄養素に。自然の輪廻でしょうか。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
⇒①シティセールスとして集客力。②七福神巡りとドッキング③森と川と公園めぐりのスタンプラリー

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
⇒①個にならず、常に他者と触れ合うコミュニティーづくり、②生涯現役、目的と役割を持って生きるべし、③存在が確認しあえるやさしい社会づくり

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
⇒①介護保険改変で要支援者対策は自治体が担い手となります。財政力、人的体制、元気なお年寄りが虚弱老人を見る、そんな時代。補完という考えよりも自治体の自主性、市民力が問われると思います。
  ②2025年度に向け地域包括ケアシステムをどうするかが課題、山積です。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
⇒家庭教育が基本ですが、子育てセンターの充実や民協と学校の協議など、子供を取り巻く環境を見守る地域コミュニティーづくりが肝要かと・

 (2) 子育てママ世代対策について
⇒若年世代から何かあれば子守りもしますよ。普段のコミュニティ、つき合いを如何に構築できうるか。大変でしたら、いつでも相談にのるシルバー世代の出番づくり。ママたちの力が一番です。

5.障害者などの弱者対策
⇒デマンド、福祉タクシー、有償運送など交通弱者対策。あらゆる方策を絡めるのは如何でしょうか。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
⇒訓練と実践が基本だと思います。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
⇒その通りです。ただ自主性を損なうことなく。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
⇒私には難しい問題です。後継者不在、家賃高騰、産業一つとっても一概には言えません。悪しからず。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
⇒農業支援ボランティアなど自主的な動きもありますが、国の相続税対策、農地課税などが基本ではないでしょうか。

8.前向きなまちの活性化対策
⇒サラリーマンの多い街、ほっとする街に団塊世代が頑張るしかないでしょう。商工会主導、農業団体主導、多々あるでしょうが、日常の暮らしの中に安堵するものがあれば私はそれも一理だと思います。

9.公共施設について
⇒新たに作る時代から、どう維持補修するかの時代で公共施設使用料改定時(H25年第4回定例会)附帯決議提案者です。決議文をご参照いただけますか。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
⇒共生社会の実現。寛容な社会へ

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
⇒①今日の政治情況からして、憲法の危機です。護憲政党としてがんばらなくては、と思う次第です。
  ②長期計画、公共施設、総合戦略と計画づくりが目白押し。自治が問われています。市民の声がどう生かされるか。地方自治の可能性を追究します。


永田雅子さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【永田 雅子氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
まちづくりの主人公は市民です。市民参加あってこそのまちづくりだと思います。
住民投票、自治基本条例の制定とともに、市の計画、施策が「案」の段階で市民との意見交換をおこない、「案」をとるときに、市民意見を反映することが必要だと思います。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
市の最も上位計画である長期総合計画は、市民参加で進捗状況などを確認していく必要があると思います。長期総合計画に明記されているにも関わらず、取り組まれていない事業があるか、など市民がチェックできるよう取り組みが大事だと思います。
多摩26市で職員給与が最下位という状況です。改善が必要だと思います。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
市長提案の予算規模を変えずに、その一部の予算を市民の福祉に組み替える「予算組み替え」や、市民負担に頼らない財源確保を共産党市議団は提案しています。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
自治会への加入率を高めるため、市として市民への呼びかけ、協力を訴えることが必要と思います。災害時など、地域のかたが要援護者を援護してくださるような、まちであれば、日々の安心につながると思います。


2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
ごみの分別、減量の取り組みを応援します。環境フェスティバルを継続して実施してもらいたい。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
環境に貢献する市民団体への補助金制度を設け、活動を応援する。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
実効性のある条例を制定する。市の魅力として、湧水・清流のアピールを工夫する

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
介護予防の取り組みの充実。気軽に外出できるようコミバスを実施する。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
今後、要支援1.2の介護サービスが介護保険から外されるなか、当事者のニーズを充分に聴取し、希望にそったサービスを提供できるよう取り組む

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
認可保育園の増設。公園、児童館の増設。

 (2) 子育てママ世代対策について
どのようなニーズを持っているかなど、意見を聞く場を設ける。市の施設に子どもたちが遊べるスペースを確保し、子育て中の保護者が来庁しやすい環境づくりをおこなう。

5.障害者などの弱者対策
やはり、コミバスの実施は必要。当事者のニーズを把握できる取り組みをすすめる。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
学習会、意見交換や交流の場を設ける。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
近年、こどもたちが犠牲になる事件・事故が全国でも多発しており、心配。冬は日が暮れるのも早く、学童から一人で帰宅するお子さんへの手立てが必要。
防災無線などで、地域の方へ下校中の子どもたちの見守りをお願いしますなど放送できたら良いと思う。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
公園・緑が少なくなっているなか、これ以上緑をへらすこととなる
上の原企業等誘導計画は、住環境に適した規模での計画に、市民参加で見直すことが必要。
大型店しか生き残れないようなまちづくりではなく、個人商店が営業できるよう、支援をしていく。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
まず、TPP参加に反対する。農業者のみなさんにとって、どのような施策が必要かなど意見をきき、施策にいかす。

8.前向きなまちの活性化対策
こうした催しは、今後も継続していけるよう応援し、取り組む。市内には障害者施設も多く、そうした団体が参加できるような企画をたてる。

9.公共施設について
公共施設は、震災時の避難所となる重要な施設です。市内に、公共施設空白地域をつくらない。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
市役所に、通訳ガイドの配置。就学援助のお知らせなどに、外国語バージョンの作成。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
消費税増税、年金切り下げ、など国民負担が続き、市民のくらしは厳しくなっています。また、突然のリストラ、病気などにより、暮らしが一転するかたもいます。私は、この4年間の議員生活の中、困難を抱えた方に、出会ってきました。市民のかたが、困難を抱えた時に、安心してこの東久留米市で暮らし続けることができるよう、市の福祉増進に取り組んでいきたいと、強く思っています。


原のり子さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【原のり子氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
*住民投票も位置付けた、自治基本条例の制定。その際、策定段階からの市民参加を重視する。*パブコメだけでなく、顔と顔をあわせた、懇談会を重視する。障害福祉計画策定段階での、自立支援協議会のみなさんと市民との意見交換会などは、どの分野でも取り入れるべきと考える。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
*コミバスの実験運行は長期総合計画に載っているにもかかわらず、棚上げされている。市においてもっとも基本の計画である長計にそった市政運営をおこない、進捗状況を市民がチェックできる体制を強化する必要がある。*職員をこれ以上削減せず、できるだけ、市民の中に直接出向いていける体制づくりをすすめる。そのための研修も強化する。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
共産党市議団としては、予算組み替えを提案し、新たな財源を求めなくても市民のくらしを応援できる具体策を示している。同時に、電柱の道路占用料の改善を提案し、増収がはかられていること、市所有の駅舎壁面の広告料など、市民負担によらない、新たな財源づくりも提案し、推進してきた。ほかに、教育センターの賃借料の軽減、地下水を大量にくみあげる企業への地下水涵養への協力金なども提案している。また、担税世代が住み続けられるように、保育園増設など子育て支援も重要。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
自治会の結成への支援や、加入率を高めるために、市としてその重要性をよびかけることも大切。その大事な要素として、防災のためのたすけあいを、自治会がないところでもすすめていくことを重視していくべき。

2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
ごみの分別、資源化を徹底してすすめていく。環境フェスティバルで、エコについての市民のみなさんの提案が発表されていたが、とてもよい取り組みであり、市政でとりくめる提案は積極的に採用していくことを重視する。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
市長は、保存樹木への補助を削減したが、復元し、充実させていく。また、農地が水と緑の保全に欠かせないことをアピールすること。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
実効性のある条例へと改善していくため、市民とともにとりくみをすすめ、そのことを通じて、市の一番の魅力としてアピールする。

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
安心して集える場所を大切にする。地区センターなどのバリアフリー化や公共施設使用料の減免を復元するとりくみをすすめたい。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
介護保険から要支援1・2が外される中、市がどこまで受け皿をつくれるかは喫緊の課題。2年かけて、市民参加で懇談・議論・検討することが何より大切であり、そうした場の設定を提案していく。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
子ども子育て支援事業計画策定に向けて、子育て世代にニーズ調査がおこなわれたが、このなかで、「子育てをする上で必要な支援」という設問に、368人、「自由意見」は574人もの方が、自由記述でびっしりと記入している。このなかで、相談機能の強化が求められていること、ママが病気などのときに気軽に子どもを預けられる場所がほしいこと、土日に遊べる場所がほしいこと、経済的負担の軽減などが切々と書かれている。これらに応えられる対策をとりたい。児童館やわくわく健康プラザの子育て広場を、土日も利用できるようにすることや、インフルエンザ予防接種への助成、認可保育園の増設、認可外保育施設保育料補助などをすすめたい。

 (2) 子育てママ世代対策について
子連れで安心して遊べる場所をふやす。児童館空白地域対策をすすめる。市役所で、子どもを遊ばせながら、お母さんが気軽に相談できることを重視する。子ども子育て会議で、昼間、地域にいる若いお母さんたちの話しを聞くなどの場面を設定し、市の子育て支援策に生かしていく。

5.障害者などの弱者対策
コミバス、コミタクなどは不可欠。同時に、移送サービスを実施しているNPOなどへの支援強化。また、障害者の移動支援の拡充、生活寮の増設が必要。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
自治会はなくても、地域では、防災対策として声をかけあって自主的なとりくみをすすめているところもある。市として、そうした動きを把握し、交流の場を設けるなどが必要ではないか。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
同感です。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
大きな企業を誘導する形でのまちづくりでなく、水と緑を生かし、市民参加で東久留米らしいまちづくりをすすめるべき。その際、市内の商工業者の知恵を発揮してもらう。また、住宅店舗リフォーム助成を実施するなど、具体的な支援をすすめる。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
市の農業振興計画づくりがはじまるが、市民参加ですすめることが大切。そのなかで、市としての都市農業振興条例の制定をすすめる。

8.前向きなまちの活性化対策
今実際に行なわれている各種イベントは大事にしていきたい。市民みんなのまつりは、福祉団体が参加しやすいように工夫が必要。

9.公共施設について
公共施設はまだ、充足しているとはいえない。空白地域もある。市有地を有効活用して、必要な場所には設置していくべき。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
市役所に、外国語を使える職員の配置を。また、総合相談窓口を市役所に設けることが必要。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
なかなか、市民のみなさんのあたりまえの声が通らない市政を変えたい、という思いからです。しかし、困難ななかでも、市政を動かしているのは市民のみなさんだということも実感しています。私は、市民のみなさんの活動に学び、一緒に考え、とりくんでいきたいと思います。そして、税金の使い方を、不要不急の道路建設をすすめるのではなく、くらし・福祉・教育を応援する方向へきりかえたいです。また、安心して暮らせる土台は『平和』。平和あってこその市民の暮らしです。この東久留米からも、戦争立法の動きに反対する声を、さまざまな人達と立場の違いを超えてあげていきたいです。


篠原重信さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【篠原重信氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
⇒市民参加を保障する「市民参加条例」「市民投票制度」などが必要と考えます。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
⇒職員の行きすぎた削減は問題と考えます。生活保障行政などは国の基準を大幅に下回る職員しかいないために大きな支障が生じています。必要な部署に必要な人員を配置すべきです。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
⇒東電、NTT、東京ガスなどの道路占用料の改定を提案、実現し4年間で4500万円の増収を生み出しました。市の施設である東久留米駅西口施設の広告収入も提案し、実現しています。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
⇒地域の助け合いそれ自体は必要と考えます。しかし、行政と国が国民(住民)の安心の暮らしの土台をしっかり行うことが削られていることは大きな問題と考えます。年金、医療、介護など生活保障の拡充が土台となる社会が求められています。

2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
⇒市としてできる太陽光発電システムの公共施設への配置や、個人住宅への設置助成などを提案しています。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
⇒水質調査など身近な河川の調査に20数年間参加しています。ホタルを呼び戻す会の活動に参加しています。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
⇒市民参加でアイデアを集め実現してゆくことが大切と考えます。


3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
⇒食事会などとうた声など趣味のサークルをすすめる。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
⇒誰もが買い物など日常生活を自由にできるように、26市中24市で実施しているコミュニティバスを一日も早く実現したいと思います。ぜひご一緒に実現しましょう。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
⇒所得制限をなくしてすべての子供の医療費を無料化すべきと考えています、国の制度として実現させたいと思います。

 (2) 子育てママ世代対策について
⇒日常的に集える場が不足しています。児童館、保育園、学童保育など子供の施設の増設が必要です。

5.障害者などの弱者対策
⇒コミュニティバスの一日も早い実現が必要と思います。障害者の地域の就労支援、住まいの確保など。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
⇒①木造住宅の耐震化助成(多摩26市中25市で実施しています)②家具の転倒防止器具の取り付け助成、は必ず実現したい。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
⇒市は積極的に地域の安全を推進すべきです。ただし、あくまでボランティアは住民の個人の自発的な意思があってのことで押し付けは駄目です。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
⇒「住宅リフォーム」「店舗リフォーム」を市内業者に発注する場合の市による助成を実現する。(全国で多くの市町村が実現しています)

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
⇒根本的には農地の宅地並み課税を見直すことです。TPPをやめさせる。顔の見える農業を推進する、地産地消の推進。

8.前向きなまちの活性化対策
⇒民間(市民)まかせではなく、市として、一定の責任(財政負担)をきちんと持つことが必要と考えます。

9.公共施設について
⇒児童館など、地域的なバランスを踏まえて不足している地域への増設は必要です。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
⇒市の情報提供を多言語で行うことを徹底する。学校での外国の子供への日本語を教える時間を予算を増す。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
⇒引き続き市民の願いが実現するよう市政で取り組みたいと考えたからです。

富田竜馬さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート
【富田竜馬氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
東久留米市では、とりわけ環境や福祉の分野等で市民の方々の多大なるご協力をいただいていると思います。「協働は、お互いに自立した団体同士で行うもの」というのは、まちさぽ設立に向けた準備会で講師の仙台からお越しいただいたNPO関係者の言葉です。より良い市民参画へ向けまして、既存補助制度を改編した上での、団体設立支援や公益寄付金税制など新しい取り組みを支援する制度構築にチャレンジします。
また、より多くの方々の意見を反映させるために、審議会等について、公募枠拡大や無作為抽出等の方法も検討すべきと考えます。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
長期計画については、財政的な裏付けがないものが多いことが課題です。
今後、公共施設マネジメントに関する計画や方針が出てくる予定ですが、例えば公共施設等整備基金を今から計画的に積み立てて維持補修等に充てていくなどより具体的でわかりやすい執行に努めていくべきです。

以前は、東久留米市版事業仕分けがありましたが、これが廃止されてしまいました。今後も、前述の通り様々な場面で市民参画を訴えてまいります。また、市職員に対しましては、人事給与制度の更なる拡充が必要と考えます。頑張った人が正当に評価される制度を追求して参ります。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
企業の本社誘導や人口増加も望めない状況ですが、民間の様々な取組みを活用したり、子育て支援や子どもが伸び伸び遊べる環境整備を図ることで、若い世代の流入を促進したいと考えております。また、教育機関誘導を目指し取り組みを進めるべきと提言してきました。若い世代の昼間人口を増やすことも重要な施策の一つと考えます。
さらに、将来的に可能であれば、減税をすることで高額納税者の方々の転入を促進することも検討の一つと考えます。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
自治会は確かに重要な役割を果たしていますが、ご指摘の通り加入率は伸び悩んでいます。「自治会加入のメリットがない」という指摘を頂いたこともあります。
地域の助け合いは、必ずしも自治会という事だけでなく、防災や防犯、介護や子育てといった横串で捉えていくことも大事ではないでしょうか。

2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
まずは戸別収集の実施が重要と考えます。
ごみボックスは大変便利ですが、その反面不法投棄が絶えません。
ごみ減量に向けて戸別収集が効果的と考えます。
現在まで、ごみ対策課による市民説明会等は相当数開催されています。そのような取り組みも、市民の方々に対するアプローチとして重要であると思います。

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
現在でも、多くの市民や団体の方々が力を発揮していただいています。
このような方たちに対しても、前述しました既存補助制度を改編した上での、団体設立支援や公益寄付金税制など新しい取り組みを支援する制度構築は当てはまるのではないかと考えます。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
現在残っている森の広場や保全地域を守ることが大切です。
隣接市との協力も不可欠ですが、この自然を次世代に継承するためにも、財源を確保したり寄付金を募るなどしていく必要があると考えます。

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて

様々な市民の方による介護予防の取組みを後押しすることも大切です。多くの財源はかけられませんが、URやコンビニなど民間の動きもある中で、これらの誘導も大いに検討すべきと考えます。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
特別養護老人ホームが市内でも増設されますが、これらは介護保険料として上乗せされてきますので、一定の限界もあります。在宅介護への移行を国が進めていますが、地域においても医療との連携など、これから更に進めていく必要があると思います。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
まずは待機児解消です。
これも単に保育園を増設すればよいわけではなく、限りある財源の中で工夫しなくてはなりません。それには、民営化が必要です。これまで市でも民営化を一部行ってきましたが、民営化を行うことで、財源を抑えたうえで、保育園定員が増え、一時保育や0歳児保育、産休明け保育などが充実しました。また、小規模保育や幼稚園の延長保育など、それぞれのニーズに応じた幅広いメニューを提供することも重要です。
また、相談体制の拡充も必要であると考えています。
核家族化の進行等で、子育てで一人悩みを抱えている親御さんが増えています。市の虐待相談件数は年間およそ100件。全国的にも0歳児への虐待が多いのが特徴です。周産期における相談体制の充実は、罪のない子どもたちを救うためにもとても重要であると考えます。

 (2) 子育てママ世代対策について
「平日の昼間に地域にいるママさん」達は、子ども達を連れていく場所に困っていると聞くことがありますし、私自身もそう思っています。現在市には、100を超える公園がありますが、そのほとんどは宅地開発の際に寄贈された100㎡未満の小規模な緑地公園です。ボールを使って遊べる公園は僅か7か所。
大きな公園も遊具が魅力的ではなく、不満です。
小規模緑地の一部を再編成して、中規模でボールを使って遊べる広場にすることや、子育て中の親御さんのご意見を遊具を含めた公園の整備に活かしていくべきと考えます。

5.障害者などの弱者対策
障害のある方々が、一般就労できる環境をどのように整備していくか。
一部で新しい取り組みも始まりつつありますが、市としてできることを考えていく必要があると思います。また、難病対策についても、国で制度が変わっていくので、その対応も必要と考えます。
高齢者に対しては、介護や独居で苦悩されている方々がいらっしゃいますので、地域包括支援センター等の充実や周知がまず必要です。限りある財源の中で、メリハリをつけていく必要があります。
妊産婦につきましても、前述の通り周産期における相談体制の更なる充実が必要だと思います。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
一部では始まっていますが、避難所ごと・テーマごとの訓練が必要だと思います。
大震災が発災したら、誰が要援護者になってもおかしくありません。より実践的な訓練を行うことで、緊急連絡や避難所運営等のことが練習できます。意識の高まりもそこから生まれるものもあると思います。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
すでに、様々な形で市民の方々のご協力を得ながら防犯対策が取り組まれています。一方で、特殊詐欺やひったくり、空き巣被害が依然としてあるのも事実です。とりわけ防犯につきましては、特殊詐欺やひったくり、空き巣被害についても周知を図っていくことなどで市民の方々の防犯意識を高めるも重要だと考えます。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
一律の補助制度などではなく、新しい取り組みに助成をしていくことや、起業家を支援することも重要と考えます。財政的には限りがありますので、宣伝等市HP等で行っていくことも検討できると思います。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
税制や後継者不足など、農地を守ることは大変厳しい状況にあります。
給食への地元産農産物の利用も一部で実施されました。
新鮮でおいしい野菜等を、公園等を活用した市場のようにするマルシェや他自治体でも取り組みが始まっている「軽トラ市(軽トラの荷台をお店にして、例えば地場産の採れたて新鮮野菜や花、衣類や雑貨など多種多彩なものを、運んできたまま対面販売するもの)」という形で定期的に行っていくことも提案してきました。市民の方に地元野菜を身近に感じてもらう取り組みがまず大事だと考えます。

8.前向きなまちの活性化対策
市民運動会や前述のマルシェ(農産物に限らず)はいかがでしょうか。
地域ごとの昔ながらのお祭りも魅力的です。
市民の方々は、もっと色々な面白いアイデアをお持ちでしょうから、そのようなアイデアを市が汲み取っていければと思います。

9.公共施設について
現在、市では公共施設白書を策定しています。
施設は一度売却してしまえば、再び取得することは困難ですし、一方で一度建設してしまえば、将来に渡り維持管理費がかかります。
だからこそ、「一部の市民や担当部署の思い」などではなく、白書を策定し実態を公表して上での検討が必要です。
私は、以前から公共施設マネジメントの必要性を訴えてきましたが、他市では既にその取り組みが始まっています。複合化や広域化、長寿命化を図っていくことが重要です。
今後は、策定された白書の下、基本方針や維持保全計画、管理計画などを作っていきますので、その中で議論を深めるべきと考えます。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について

少なくとも、パブリックスペースでは、困った時に何らかの形で対応するという事は必要だと思います。市民便利帳が数か国語で作成されたことは第一歩です。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。

私は、河村たかし名古屋市長(当時衆議院議員)の下で、修行をしてきました。河村さんは「税金を払っている方が苦労をして、税金で食っている方が楽をするのはおかしい」と常に主張していました。全くその通りです。
その姿勢を私自身も常に意識し、これまでもこれからも、それを貫いてまいります。

また、これまでは、良くも悪くも役所主導のまちづくりが続いてきたと思います。公共サービスの担い手もそうです。しかし、これからは違います。市民や団体・企業などがその主役であり、役所は縁の下で支える側に回るべきです。
また、時代が少子高齢・人口減少社会に突入していく中、これまで通りの行財政運営には限界があることは明白です。税金の使い道を大きく変えていかなければ、本当に困っている方々を救う事すらできなくなるかもしれません。
時代の端境期だと思います。

だからこそ、しがらみにとらわれず、変革を訴える人間が必要だと感じています。
私自身が、しっかりとその役割を担い、汗をかいていこうと決意した次第です。

梶井琢太さんの公開アンケート回答

2015年市議会議員選挙立候補者への公開アンケート(回答)
【梶井琢太氏】

1.まちづくり全般、市民参画
(1) 「市民参画」あるいは「市民、市民団体との協働」を具体的にどう進めますか。
審議会や委員会への公募市民割合を増やし、事業内容によっては、無作為抽出による市民委員の参画を増やしていくべきと考えます。また、その答申については、市側の相違点党があれば見解を明確に示し、広く市民に説明をするなど、理解を得る努力を市側は行うべきと考えます。
さらに、大きな問題・課題については、住民投票制度の導入を検討するなど、市政運営の「協治」(ガバナンス)を変えていくことが必要と考えます。

 (2) 市長期計画の実践、体制(縦割り行政)、職員の資質向上などについて
  上記に述べたように、答申と市側の見解に相違あるいは変更点が生じた場合は、その理由を明確にした上で、広く市民に説明すべきです。また、民(市民や民間企業・NPO等)との協働に備え、市職員の経験者採用枠の増加や、事業部に横串をさした地域担当制などの導入を研究・検討すべきと考えます。

 (3) 財政が厳しい中で、市民の満足度向上、税収増のアイデア
本格的な少子高齢社会到来に伴い、税収減は必至であり、事業の改廃を含む抜本的な事業の組み替え(見直し)や民間活力の導入をはじめ、歳出削減を避けて通ることはできません。一方で、時間はかかるものの、企業誘導や現在ある商店街や地域産業の発掘(空き店舗対策や起業家支援、ブランド産業開発)を進めるべきと考えます。また、すでにある地域資源(湧水・歴史的建造物・農産物・寺社など)を活用し、PRに努めることで、特に若年層の住民の流出を防ぎ、新たに移り住む方々を増やしていけるようになれば、理想的であると考えます。もちろん、子育て支援や教育に力をいれ、子育て世帯に魅力あるまちづくりを進めることも重要なポイントであると考えます。

 (4) 自治会の役割など地域の助け合いについて
自治会の再生については難しい課題でもありますが、例えば大阪市のように、中学校区単位に横串をさして地域組織をつくり、市からは自由に使える補助金を支給、地域の組織体が自主的に地域コミュニティーを形成していくかたちも検討に値すると考えます。いずれにせよ、課題が複雑化、重層化する中、横串をさした多様な団体が連合した地域再生が必要であると考えます。

2.環境
 (1) ゴミ問題やCO₂問題などより広く市民の意識を高め、実践するためのアイデア
  例えば若い層(特に大学生や高校生)の協力を得ながら、ごみ減量や地球温暖化対策に取り組んでいくことで、運動に活気が出ると共に、市民に対する共感度も高まっていくことも他自治体の例をみると考えられます。また、環境に優しいエネルギー(LED・太陽光パネル等)の導入については、基本的には公共施設を中心に導入していくことがやはり必要だと思います。(もちろん民間と協働で出来ればそれでもよいと思いますが)

 (2) 湧水や保全林、また河川の憩いの場など、人の手で育てる環境保全について
   水質改善(雑排水ゼロ)や、雨水浸透施設の設置増加、多様な生き物の保全は計画的に(制度・条例面での検討も含め、推進していくべきと考えます。また、緑地や農地の確保も財源とのバランスもありますが、少しずつでも、計画的に基金等を積み増し、公有地化することも検討すべきです。

 (3) 「湧水・清流保全都市宣言」をした市としての今後のまちづくりについて
   水循環基本法の成立に伴い、例えば湧水条例の中に、地下水保全や良好な水循環の確保を図る方向性や対策等を盛り込むことも検討すべきと考えます。また、生物多様性基本法に則った、地域の多様な生物を保護する戦略を策定すべきと考えます。

3.高齢者・元気老人・介護支援
 (1) 元気な高齢者が健康で暮らせるまちづくりについて
   見守りネットワークについては、より多様な民間協力機関を増やし、複眼的な視野で見守りが出来るよう、協定を拡大すべきと考えます。また、介護予防も重要であることから、介護支援ボランティア制度(ボランティアをすることで自他共に健康を保持し、ポイント制により、介護保険料の軽減が受けられるなど、他自治体で先行している制度の導入を検討・実施すべきと考えます。
   また、生活圏域毎での専門的な介護の相談員(コーディネーター)を配置し、地域で安心して暮らせる地域包括ケア体制の整備が急務であると考えます。

 (2) 介護やケアが必要なお年寄りに対する施策の展開について
  まずは、在宅医療介護の支援制度を拡大していくことが重要です。特に、認知症対策としては、医療機関との連携を図り、生活圏域毎での認知症の相談員(コーディネーター)を中心にしたサポート体制が必要であると考えます。また、特養や老人保健施設の設置も一定、進める必要がやはりあると考えます。

4.子育て・ママ対策
 (1) 子育て支援策について
   やはり、まずは保育園の待機児童解消や、学童保育所の学年・時間延長など、拡充が必要です。また、すべての児童を対象にした放課後こども教室を早期に全校で導入すべきと考えます(東久留米市は特に球技が出来る公園がすくないことからも、公園の整備と同時に、放課後における学校の校庭をもっと活用することは必要不可欠であると考えます)

 (2) 子育てママ世代対策について
   子育て世帯の要望については、育児や医療・防犯などの情報を市側からも積極的に発信するとともに、子ども家庭支援センターや児童館等も含め、相談機能や意見を吸収できるよう、体制を強化・充実させていくことが重要と考えます。また、いじめ防止対策や、児童虐待防止に向け、地域ぐるみで子どもを見守ることが出来るネットワークや組織体を設置・活用していくことが必要と考えます。

5.障害者などの弱者対策
   特に、災害時の要援護者対策の構築はまだ今後にかかっている状況であると思います。また、バリアフリーのまちづくりもまだまだ改善の余地がありますし、公共交通の充実についても、早期に具体的実現可能な手段の検討を加える必要があると考えます。

6.防犯・防災対策
 (1) 地域防災の具体的アイデアについて
   やはり、避難所ごとでの防災訓練や備蓄品の整備、災害時トイレの準備、避難所マップの周知等は積極的に市側で支援すべきと考えます。特に、先に述べた要援護者対策は、対象者の把握とその対策を含め、市側の取り組みを加速すべきと考えます。

 (2) 子どもの見守りなどのボランティア活動等防犯・安全体制の強化について
   通学路の防犯・交通対策は、日頃の点検・整備を含め、市側でも安全対策を図る必要が十分にあると考えます。特に、防犯対策については、特に必要な危険地帯であれば、防犯カメラ等も含めた対策を検討することも必要と考えます。

7.農業・商工業振興
(1) 市内の商工業をどう活性化していくか
 大型店舗と商店街との役割に差別化を設けることが出来れば、一定の共存は不可能ではないものと考えます。特に商店街については、空き店舗対策等において、介護や子育てなどの公共的機能も導入することで、あるいは学生や若者が運営する地域カフェ等も入ることで、新たな役割を担う部分もあるように思います。
 いずれにせよ、大型店舗と商店街のあり方はじめ、これらの課題は複雑化していることからも、市全体での産業振興マスタープランのような、全体のビジョンを策定することも検討すべきと考えます。

(2) 市内農業を活性化し、農地や地域農業を守っていく取り組みについて
 市民農園や小中学生の農業体験、食育を拡充し、身近な農業に対する理解を深めることはベースとして必要と考えます。また、地場産の野菜等を即売する朝市等の拡充や、地元ブランド品、調理品の開発も重要です。可能であれば、道の駅のような知名度があるアンテナショップを他団体等と協働して出店できれば理想的だと思います。

8.前向きなまちの活性化対策
   やはり、湧水や緑地、カワセミやホトケドジョウなど希少生物を活用した観光事業を、食べ物や特産品、カフェなどでリンクさせてPRすることも不可能ではないものと考えます。また、広域で観光事業を開発するなど、近隣自治体とのタイアップも欠かせません。さらに、祭りでも高円寺の阿波踊りや、阿佐ヶ谷のジャズ祭りなど、特色のあるイベントができればいいと思います。スポーツや音楽・文化活動も盛んな市ですので、アニメや漫画も含め、特色ある取り組みができればいいと思います。

9.公共施設について
  公共施設マネジメント事業が今後、本格化しますが、市内で一番大きな公共施設はなんと言っても公立学校です。学校の複合化で保育施設や介護施設等、創意工夫で効率的に施設の活性化を検討すべきと考えます。また、図書館やまろにえホールなどの長期的な老朽化に備え、PFIなど多様な手法を活用し、市民に利便性の高い場所や機能を検討していくことも重要だと思います。なお、公共施設の空白地域(小山地区など)には、一定の施設配置を複合化やPFI等も含め、多様な手法を駆使して、充実させていくことも大事だと思います。

10.その他
 (1) 在住外国人対策について
   市役所窓口での多言語(英語が中心にとりあえずはなるかもしれないが)での対応をまずは充実させるべきと考えます。また、交通案内掲示板や、公共的空間・広報等での多言語標識・記載など工夫すべき所はまだ多くあると思います。さらに、災害時の対応など、普段から検討すべき課題は多いと考えます。また、市民や児童生徒への多文化教育・啓発を行い、コミュミニケーションを活性化し、市民団体の力も借りながら、国際交流に市側でも支援をしていくことが、結果として外国人の方々が住みやすい、理解のある地域として認識されるものと考えます。

(2) 今回なぜ立候補をしようと決意したかを改めて教えて下さい。
  東久留米市の財政は確かに厳しい状況にあり、これまで私も職員人件費を始め、多くの行財政改革に取り組んできました。一方で、急激で本格的な少子高齢社会に突入し、経済環境も依然として厳しい中、市民生活はますます苦しいものになっています。子育て支援や介護支援の取り組みは待ったなしであり、知恵と工夫を伴った、効率的なサービスの向上が必要です。財政改革を進め、財源を確保しながら、本当に必要なサービスの拡充に取り組んでいきたいと思います。また、東久留米市の地域資源は水と緑や活発な地域ボランティア参加など数多くあり、これら地域の力を高めていきながら、安心・安全でいきいきとした住環境づくりは十分に可能性があります。広く市民が参加する市政運営の体制を整備しながら、魅力あるまちづくりに取り組んでいく決意です。

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